ついにこの日がやってきた。 この一週間、寝てもさめてもロボットのことを考えつづけてきた。 本番前夜は夜2時過ぎまで学内に残って作業。
それでも製作が間に合わず、運搬ロボットに関しては当日朝になってタッチセンサーを除去という一大決心をした。
すべてはこれから行われるロボコンのためである。
(ロボコンのルールが分からない方はこちらを参照)
参加者一同、20番教室に集合。 予選の組み合わせや、大会の係を決めるくじ引きが行われる。
いよいよ初舞台!!緊張のスタート。 しかし発進した次の瞬間、スパイボティクスが転倒して動けなくなる...。 一方、運搬ロボットは、予定の直線からちょっぴりずれつつも、 クレーンの元へ白いパックをひとつ運搬。 RCXどうしの通信もうまくいって、クレーンが稼動! けれどもズレのせいで、クレーンがパックをうまくつかめない...おしいぃぃぃ〜!! ところがこのあと、運搬ロボットはあらぬ方向へ進行。 動いてはいるものの、軌道修正は無理そう...。 相手も硬直状態になったため、試合は仕切りなおしに。 ということでリスタート(再スタート)。 ところがまたしてもスパイボティクス転倒、動けず。 一方運搬ロボット、今度はきちんと予定ルートをとおって、クレーンの元へ運搬! しかし、段差を下るときにRCXがはずれ、しかも前から押されたため、 本来RCXがあるべき場所になぜか白い紙パックが。 結果、うまく通信ができずクレーンが動かずに無得点。 この試合を通じて、パックがきちんと運べることと、クレーンが稼動することがアピールでき、 試合得点は0−0だったが、審判得点で0.5点の点数をもらうことができ、 4位という思ってもみなかった凄い順位で予選は終了した。
スパイボティクスの転倒問題を解決するために、 まずスパイボティクス本体を改良。 しかし小型であり、かつタッチセンサーのため重心の位置が前のほうにあるので、 何度やっても改善しない。 ここで我がC2班は発想を逆転させ、 スパイボティクスを上下逆さまの状態でスタートさせることにした。 すなわち、本体下部にはキャタピラ、上部にタイヤをわざと狭い間隔で取り付けたのだ。 こうすると段差を下るときに自然とひっくり返り、 今度はそのまま正しい位置でキャタピラを使って走行できるのだ。 こちらは非常にうまく稼動。 この大幅な改良により、スパイボティクスのプログラムも書き換えることになった。
ここでもわれらのロボットたちは得点できず...。 しかし試合は0−0で、技術点による判定勝ちでした。やったね☆ スパイボティクスも、今度はちゃんと動いてくれた。 転んでも起き上がるその根性は見事としかいいようがない。感激。
スタート直後、軽快に動き出すわれらが運搬ロボット。 しかし、この戦いでは相手チームの運搬ロボットと紙パックをはさんで激突! 押し合いになり、こう着状態になったかと思われたが、こちらの運搬ロボットがじりじりと押し始めた。 だが、こちらが押したことで、相手の固定ベルトコンベヤー式ロボのベルトコンベヤーに、 白いパックがすっぽり収まってしまった...! そのまま相手が1点得点。 さらに、続いて緑のパックまでもが...。会場は大盛り上がりである(涙) 結局、こちらは点数を入れられないまま大敗。 敗者復活戦に参戦することとなった。
初めての4機対戦。 あまりの混戦ぶりに、み、身動きが取れない...。 ところが、複数のロボットが押し合いをしているうちに、 なぜか緑と白のパックがひとつずつ、 わが陣地である青い箱の1段目に乗っかってしまった。 何でこんなことになったのかいまだに謎であるが、 とにかく追加ルール(緑のパックが1段目に乗ったら1点)によって、 C2班は1点をゲット。 次の試合に参加できることに。
先ほどの混戦っぷりを考慮し、 「クレーンを通信式で動かすのではなく、常に稼動させよう」という意見をだすと、 班内で即座に同意の嵐。 しかし、試合までの時間不足で、この作戦は実行できず...。 案の定、なにもすることができないまま、この試合は終わってしまった。 残念。。。 ここでC2班のロボット対戦は幕を閉じた。
21チームの中から選りすぐられた2チームの戦い。 本当にどっちも凄かった。感動。 ちなみに、何度リスタートしてもこう着状態になってしまうので、 最終的には勝敗は観客ジャッジによって決まった。
表彰等が行われた後、みんなでロボットを解体。。。 いままで、ありがとう。