今回問題になるのは、
障害物を越えるために
1 腕を伸ばす
マジックハンドのようなものを考えたが、パックをつかめない上、ブロック不足で長さが足りないのでやめた。
次に、レールのようなものを使って滑らせることを考えたが、やはりブロックが足りないのでやめることに。
2 分離する
・二台作り、それぞれにNQCを乗せ、連携する方法。しかし、通信用レーザーは二つが同じくらいの高さで向かい合っていないと受信できない上、壁を挟むと連携がとれない。連携しない方法ならばいけそうだ。
・NQC一台のみでふたつのロボを動かす方法。段型ロケットのように、二つに分かれ障害物を乗り越えた後、乗り越えなかったほうのロボを使い捨てにする。
大きなギア同士を噛み合わせれば、一台のNQCでも、合体している間は二台を動かすことが可能。つまり二台のnqc連携がいらなくなる。しかしギア噛み合わせの方法がイマイチ。
―結論―
私たちが採用した方法は、二台のロボットが分離して連携する方法。
実は壁を挟んでも高ささえあれば、下の写真のように赤外線を反射させてやれば命令受信が可能になるのだ。
牛乳パックを集めるために
1 挟む
・挟むと横の牛乳パックにぶつかって落としてしまう可能性があるので、却下。
2 押し出す&受け取る
・連携がきちんととれていないと、押し出しても受け取れなくなってしまうので却下。
―結論―
命令をきちんと受信/送信可能になったので、「押し出す&受け取る」でいくことに。
このロボットに必要な機能
このロボットのする動作
通信のためRCXに高さを持たせるのと、トップをのせる。この二つの作業をこなせるようにする。
すると、ただ高くしただけではトップが乗らないし、トップをのせるとRCXに高さを持たせられない。
試行錯誤した結果、RCXをのせる場所と、トップを乗せる、それぞれの機能を持った部分を、一台を半分に分けて作るとうまくいくことがわかった。
光センサは向かって右側に偏るようにつけ、ライントレースを行うとうまく線のないところへ本体が向かえる仕組み。
重さに耐えられるよう、シャーシフレームの強度は上からの力に強いように作ってある。
向かって右側。ブロックを縦に積んでいたこともあったが、このように補強する形で落ち着いた。
平らである。
それが安定性のすべてを物語っている。
RCXの命令受信部分の上に装着。パックが倒せればいいので、直接モーターに繋いだ。
RCX固定部分に一緒に固定したので、強度は十分。
このロボットに必要な機能
このロボットの行う動作
基本構造はドダイのそれと一緒。こちらはよりギア比が高く(?)してあり、スピードが出るようになっている。
強度があるので、落ちても壊れることはない・・・・・・はず。
こちらもRCXに高さを持たせるため、縦に装着。
キャタピラを使うことに。
これ一つで安定してパックを受け取れるし、さらにゴールに落とすこともできる。
横にパック支えもつけて、乗せている間に落ちるのを防いでいる。
この受け取り部分後部と、RCXを連結。強度と安定性を高める。
ただ安定させるために低く取り付けたのが、落ちるときにネック。
前方に光センサ、タッチセンサを装着。
光センサはライントレース、タッチセンサはゴールを判別するときに使う。
欠点は、落ちるときに引っかかるのではないかということ。
以下の写真のように、受け取り部分のキャタピラが簡単に装着/取り外し可能になっている。
このシステムの利点は、配線類のメンテナンスが楽になることと、男のロマンを感じられるところである。
トップ制作者(ぴーちくぱーちく)曰く「いろんなチームにこの展開機構を見せて回ったが、なかなか格好良さが理解されなくて悲しい」。