目次
図1 学習用簡単ロボット図解†
図2a プログラム例:黒い線に沿って動くロボット (光センサ1個使用)†
図2b プログラム例:黒い線に沿って動くロボット (光センサ2個使用)†
授業日程の例 (90分×15週)†
- 第1週〜第3週:図形や文字を書くロボット (センサは使用しない)
- キットに慣れる (個々の部品の確認、サンプルロボットの作成など)
- プログラム作成→コンパイル→プログラム転送までの基本操作
- モータを回転させるための基本的なAPI
(Application Programming Interface)の利用方法
- 定数や変数の使用
- 手続きの抽象化を理解する(サブルーチンや関数の使用)
- チーム内の交流を深める
- 第4週〜第5週:障害物を避けるロボット (タッチセンサを使用)
- 論理式や制御構文の基礎学習
- 『押されている(1)』『押されていない(0)』という2値を取る
タッチセンサを使用し、if文やwhile文などを
使ったプログラムを作成する (論理積や論理和などの演算も登場)
- 第6週〜第7週:黒いラインに沿って走るロボット (光センサを使用)
- 多段階の値を与える光センサを使用
- 光センサを1個使った場合、2個使った場合、
モータを1個使った場合、2個使った場合など
種々のロボットを製作してスピードや確実性をアップさせる
- 第8週〜第9週:光を追いかけるロボット
- 最大値を求めたり,近傍での明るさの差分を取って比較して進むなど
これまでよりも多少複雑なアルゴリズムを考える
- タイマ(時間センサと考えてもよい)の活用
- 第10週〜第11週:曲を演奏しながら動くロボット
- 曲を演奏しながら光センサとタッチセンサの両方を監視するなど
複数のタスクを並列で実行させる
- 割り込み処理やリソース(モータ)へのアクセス権についての学習
- 第12〜第15週:簡単なロボット・コンテストの開催
- 空き缶を集めてきて積み上げるロボットや、
紙パックを運搬して所定のカゴに投げ込むロボットなど、キットを2セット使用して多少複雑なロボットを作成する
- 通信機能を用いる(原始的なプロトコルを設計)
- チームの人数も増えるため、作業分担を上手に行うことも重要
Last-modified: 2006-08-16 (水) 16:29:00