松本成司 Seiji Matsumoto (matsu AT johnen.shinshu-u.ac.jp) *squeeze/sidでの変更点 (live-helper 2.0 について) [#pee5b51a] live-helperがlenny用の1.0.x から squeeze/sid用の2.0 にアップグレードされて、使い方が少し(?)変更になりました。詳しくはchangelog (/usr/share/doc/live-helper/changelog.Debian.gz) や[[本家のページ (live.debian.net):http://live.debian.net/devel/live-helper/todo/]] を見ていただくことにして、本サイトの説明に関係のありそうな変更箇所を以下まとめてみます。 (のがじゅんさんのサイト http://www.nofuture.tv/index.rb?DebianLive に上記Todoなどの関連メモあり) *コマンドの変更 [#lbba3996] 1.0.x ではそれぞれ別に用意されていた設定、ビルドのためのコマンド (lh_config, lh_build など) が、lh という単一のコマンド (wrapper) に統一されました。しかし基本的には、lh_config などのコマンド中のアンダースコアを空白に置き換えるだけでいいはずです。 |live-helper 1.0.x (lenny)|live-helper 2.0.x (squeeze,sid)|h |lh_config | lh config | |lh_build | lh build | |lh_clean | lh clean | 例: $ lh clean --all *オプション名の変更 [#z3c91d35] main contrib non-free などのセクションを指定するコマンドが変更されました。 |live-helper 1.0.x (lenny)|live-helper 2.0.x (squeeze/sid)|h | --categories | --archive-areas | 例: $ lh config --archive-areas "main contrib non-free" *パッケージリストの指定方法 [#fa60dc62] 個人的には、これがお手軽カスタマイズをする場合の一番大きな変更だと思っています。 1.0.x ではインストールしたいパッケージ名を列挙したパッケージリストのファイルを作業ディレクトリの下の config/chroot_local-packageslists/ に保存した上で lh_config で $ lh_config --packages-lists "foo bar" のように指定する必要があったわけですが、2.0 では -ローカルな (独自の) パッケージリスト名には .list という拡張子をつける (例: foo.list) -保存場所は 1.0 と同じく config/chroot_local-packageslists/ 以下 - lh config でパッケージリストをわざわざ指定しなくてもよい となったようです。 つまり config/chroot_local-packageslists/ の中にある *.list というファイルはすべて自動的に登録されるようになりました。 したがって /usr/share/live-helper/lists/ にもともと配布されているリスト以外は (つまり個人的に作成したリストについては)、あるリストで他のリストを include する必要はなくなった、ということです。 まあ、1.0 においても "foo bar" のようにパッケージリストを二つならべて指定するか、 "foo" だけを指定して foo の中で『#include <bar>』のようにincludeするか、という2種類の方法は本質的には同じことだったので、この新しい2.0の方法のほうがすっきりしているような気がします。 *その他 [#tb104d3a] -リポジトリの追加方法? -マルチイメージの作成 ( lh config --binary-images "usb-hdd iso" ) のようなことができるらしい (未確認) 2010年2月27日からのこのページのだいたいの訪問者数: 本日&counter(today); 昨日&counter(yesterday); 合計&counter(all);