目次

授業で Debian Live を活用する際の便利な小技を紹介します。

#contents

*大量のUSBメモリにコピーする [#f08cc688]

**PCIのUSBカードを使う [#h0011487]

1,200円程度の安価なPCI用のUSBカードも販売されているので、
空きPCIスロットの多いデスクトップパソコンをお持ちの場合は、
空きPCIスロットの多いデスクトップパソコンをお持ちの場合は
とてもおすすめの方法です。
たくさんのPCIスロットを搭載したマザーボードは最近では少ないですが、
そのような古いマシンが近くに転がっていれば
古いマシンの有効活用にもなります。
USBハブを使用する方法と違って、電源を別途用意する必要はありません。
コピーのスピードも結構速いです。

この写真の例では、5枚のカードを差しています。
ちなみにDebian Live で起動しているので、内部には
光学ドライブやハードディスクは一切ありません
(起動用のUSBメモリは前面のポートに差してあります)。
基本にはマザーボードと電源だけあればOK。
この写真の例では、1枚あたり5ポートのUSBカードを5枚差しています。
ちなみに前面のUSBポートに差したUSBメモリからDebian Live 
を起動して使っているので、内部にはドライブ類は一切ありません。

&ref(./tips-01.jpg,50%);
&ref(./tips-02.jpg,50%);

このマシンでは一枚あたり5ポートのカードを使用していますが、
もともとマザーボードに(背面用に)USBが6ポート備わっているので
合計 5×5+6=31 本のUSBメモリに同時にコピーできます。
それでも足りなければ、USBのハブを追加しましょう。

それでも足りなければ、さらにUSBのハブを使いましょう。

&ref(./tips-03.jpg,50%);
&ref(./tips-04.jpg,50%);

ちなみに写真に移っている(普及価格帯の)USBメモリの場合、コピー速度は、
ちなみに写真に移っているUSBメモリの場合 (Transend JetFlash V33 2GB)、コピー速度(書き込み速度) は、
-1本にコピー ・・・ 約 6.0 MB/s
-25本(PCIバス)にコピー ・・・ 約 3.0 MB/s
-31本(写真通り)にコピー ・・・ 約 2.4 MB/s
-25本(PCIバス)に同時コピー ・・・ 約 3.0 MB/s
-31本(写真通り)に同時コピー ・・・ 約 2.4 MB/s

でした。もっと高速なメモリであれば、もう少しスピードは出ると思います。
でした (約620MBのイメージをコピー)。
もっと高速なメモリであれば、もう少しスピードは出ると思います。

ところで先日、[[「様々な分野でUSBメモリーを使った製品が登場」(slashdot.jp):http://slashdot.jp/hardware/article.pl?sid=09/02/16/0135241]] というスレッドで [[60 Port USB Flash Drive Duplicator (vconsole.com):http://www.vconsole.com/60-Port-USB-Flash-Drive-Duplicator-p-42.html]]
が紹介されていましたが、なんと価格は7,999ドルだそうです。


**USBハブを使う [#ode574bf]

USBハブを使えば、ノートパソコンからでも大量のUSBメモリのイメージをコピーできます。

&ref(./tips-05.jpg,50%);

この写真の例の場合は、7ポートのハブを2つ同時に使って、同時に14本のUSBメモリにコピーしています。
ちなみにこの時のコピー速度は約 2.7MB/s で、約620MBのイメージを約4分で書き込みました。1本のみの場合には約 6MB/s で書き込めるメモリなので、14本同時のわりにはけっこう速いのではないでしょうか。
この写真の例では、Thinkpad X61 に7ポートのハブ(USB-HUB212DS)を2つ同時に使って、同時に14本のUSBメモリにコピーしています。

この時のコピー速度は約 2.7MB/s で、約620MBのイメージを約4分で書き込みました。1本のみの場合には約 6MB/s で書き込めるメモリなので、ノートパソコン&14本同時コピーのわりにはまずまずの速度ではないでしょうか (他のデスクトップマシンでは、同じUSBメモリとハブを使って 4MB/s 程度の書き込み速度が出ることもあります)。

同時に5ポート以上を使用する場合には電源を別途供給したほうがよいでしょう (ノートパソコンでは必須?)。

*小さなUSBメモリを使う [#fc0362cd]

最近では、超小型の MicroSD リーダが500円以下で出回っているので、
これをUSBメモリとして使えば、常時パソコンに差したままでも気になりません!?

8GBのMicroSDを差して使えば、 たとえ(?)Debian であっても
8GBのMicroSDHCを差して使えば、 たとえ(?)Debian であっても
容量不足になることはないでしょう。

&ref(./tips-07.jpg,50%);
&ref(./tips-08.jpg,50%);

もちろんMicroSDの性能によりますが、手元にある2〜8GBのMicroSD,MicroSDHCで試したところ、
書き込み 7〜9MB/s、読み込み 14〜16MB/s と、一般的なUSBメモリと比べても遜色ありません。SLC搭載の高速USBメモリが減ってしまった今、「MicroSD + 超小型リーダ + ライブ・システム」はもっと注目を浴びてもよい気がします。


*ユーザのデータを保存する [#i3624e82]

** USBメモリ1本 [#r552c3dd]
** USBメモリ+MicroSD [#r552c3dd]

他のページで紹介しているように、
一本のUSBメモリに2つのパーティションを切って home 用のパーティションを作る方法も
悪くはないのですが、システムをアップデートする時にユーザデータのバックアップを取るのは面倒です。

しかし、MicroSDリーダ内臓のUSBメモリを使えば、USBポートの少ないノートパソコンでも
home を別のメディア (MicroSD) に確保することができます。
しかし、以下の写真のようなMicroSDリーダ内臓のUSBメモリを使えば、USBポートの少ないノートパソコンでもハブを使わずに home を別のメディア (MicroSD,MicroSDHC) に確保することができます。
こうしておけばシステムをアップデートする際に、home 内のデータを一旦退避させておく必要はありません。

&ref(./tips-09.jpg,50%);

** USBメモリ2本 [#x2511953]

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