[[2004/C1/練習問題]]

担当:深見

ハートを描く

注意点:鉛筆は使わないほうがいい。ペンを使うほうがいい。

ハートを描くために鉛筆を使い、さらにそれを二本のゴムで左右から引っ張るかたちで固定してしまったことが失敗だった。そのせいで、アクシデントなどでロボットを分解してしまった場合に、分解前と全く同じ組み方をしないと、ロボットの重心が変わり、その度に、鉛筆にかかる圧力の変化から、ゴムにかかる張力が変わり、ロボットに対する鉛筆の先のあたる紙の位置が変わってしまった。また、鉛筆は芯が減るので、その都度、鉛筆の先が紙にあたるように固定しなおすとき、鉛筆とそれを固定するゴムとのバランスが変わり、ここでもやはり上と同じことが起きた。まとめていえば、鉛筆は「描く」ときに大きな圧力が必要だから、かかる圧力が少しでも変わるとすぐに誤差につながる。こうしたことから、ロボットを走らせる度に誤差が生じ、同じプログラムは二度と使えないという状況に陥った。したがって、「描く」ときにほとんど圧力を必要としないペンを使ったほうがいい。&br;
最終的には、一度走らせ、どのような形を描いたかを見て、目指す形とのずれの修正に加え、さらに、次に走らせて描くとき、どれくらいの誤差が生じるかを予想してプログラムを作るという、神頼み的なプログラムで極めて偶然的に描かれた、「ほぼハートに見える形」を提出することになった。
最終的には、一度走らせ、どのような形を描いたかを見て、目指す形とのずれの修正に加え、さらに、次に走らせて描くとき、どれくらいの誤差が生じるかを予想してプログラムを作るという、神頼み的なプログラムで極めて偶然的に描かれた、「ほぼハートに見える形」を提出することになった。&br;
以下はそのプログラムだが、ロボの重心と鉛筆とゴムの、微妙なバランスの上になり立ったプログラムであるから、二度と使えないだろう。

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